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「けやき出版」の情報誌「BALL.」が「日本地域情報 コンテンツ 大賞」で受賞

受賞を受けて。前列左は「けやき出版」社長の小崎奈央子さん

受賞を受けて。前列左は「けやき出版」社長の小崎奈央子さん

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 「けやき出版」(立川市柴崎町3、TEL 042-525-9909)が6月に創刊した情報誌「BALL.(ボール)」が「日本地域情報コンテンツ大賞2020」タウン誌部門の最優秀賞を受賞した。

「BALL. 」vol.2表紙

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 「タウン誌・フリーペーパーの祭典」をうたう同イベントは、全国各地のタウン誌・地域密着型フリーペーパーの紙媒体と紙媒体発行会社が制作するウェブ・動画を、クオリティーや読者の支持などさまざまな視点から審査し、表彰する。主催は一般社団法人「日本地域情報振興協会」(中央区)。10年目となる今年は、全国から審査部門222、特別出展253の計475の媒体が参加し、11月にオンラインで表彰式が行われた。

 同誌は「はずむように働こう」をコンセプトに、多摩エリアにある地域資源を仕事にする会社や人を特集。「多摩で働き、多摩で暮らす」魅力に触れながら、新しい仕事の創造や職住近接の働き方を提案する。審査対象となった創刊号は「東京サバイバル 狩りと伐り」をテーマに林業や狩猟など森にまつわる仕事を特集し、多様な価値観で生きる人々を紹介した。受賞の理由として、「デザイン性が高く写真もきれいで、程よいマニアックさが読者を引きつける。『これからの働き方』が問われる昨今、誌面を通してどう生きたいかを考えるきっかけを与えてくれる内容を高く評価した」というコメントが寄せられた。

 同社社長の小崎奈央子さんは「デザイン性や編集コンセプトなどの趣旨を理解し評価していただけたことに感激している。東京都の中の『多摩』というエリアの魅力を一人でも多くの人に届けたいと、思いを形にした。普段は本を読まない、地域のこともあまり興味がない読者に、気軽に多摩エリアの仕事について楽しんでもらいたいと制作を行っている。23区に負けない東京・多摩エリアの素晴らしさを『地域共創』で編集・発信をするべくさらに邁進していく」と意欲を見せる。

 12月18日には「vol.2 新しい働きかた 100人のトウキョウ」を発売する。B5版、80ページ、700円(税別)。小崎さんは「コロナ自粛でリモートワークが日常化し、都心から移住した人、家族との時間が増え地域にも触れながら暮らし始めた人、就職を考える大学生、将来を見据える子どもたち。5つの『新しい』をキーワードに仕事・くらし・コミュニティ・可能性など『多摩エリア』と接点を持つ100人を紹介。暮らしに近い場所でもっと自由に、もっと楽しく暮らしていくために『前を向いていてほしい』そんな思いを込めた一冊」と紹介する。

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