グランデュオ立川(立川市柴崎町3)に3月10日、多摩地域の情報交流拠点「BALL.HUB(ボールハブ)」がオープンした。
同拠点には、地域に多摩地域の情報を取り上げた書籍や地域名産品を販売するショップのほか、地域の企業、クリエーターのPR、作品紹介や販売を行うブースのほか、ミーティングスペースを兼ねた情報発信を行う編集室としてのワークスペースも設ける。
グランデュオ立川の初の試みとなる「地域の交流拠点」を設置する取り組みは、「地域とのつながりを強化し、新しい価値を地域に継続発信していきたい」という同店の思いから始まり、まちづくり会社「まちづくり立川」協力の下、けやき出版が企画・運営を担う。
けやき出版社長でボールハブ運営責任者の小崎奈央子さんは「『情報発信』ではなく『情報交流』拠点としているように、一方的な発信ではなくこの場所を拠点として新たな交流や仕事の創出・近隣の企業や施設などとの相互活用も積極的に行っていきたい」と意気込む。「多摩地域の企業やクリエーター、グランデュオ立川を利用するお客さまそれぞれに、情報交流の拠点として活用していただければ」とも。
同拠点は、けやき出版のスタッフに加え、地域コーディネーターやプロデューサーと、さまざまな分野のクリエーターが集まるメンバーから成る「BALL. COMPANY」のメンバーと共に運営する。サイトには、けやき出版スタッフとメンバーのプロフィールを載せ、個別相談にも応じるという。
小崎さんは「具体的なビジネスの相談内容はまとまっていない方も、ボールハブにいるメンバーのスケジュールがサイト上で確認できるので、『会いに行ける編集室』として予約無しでの来店もお待ちしている。これからの新しい時代の地域との関わり方をのぞきに、ぜひ足を運んでいただければ」と呼び掛ける。