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一橋大学の新入生主体の学園祭「KODAIRA祭」 今年はオンラインと旧国立駅舎で

一橋大学第24回KIDAIRA祭

一橋大学第24回KIDAIRA祭

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 一橋大学は6月12日・13日、「KODAIRA祭」をオンラインと一部のオフライン企画を旧国立駅舎で開く。

大学入試の過去問題集「赤本」にちなんだ、1年生が監修した受験生応援冊子「黄本」

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 秋に開催される通常の学園祭「一橋祭」と違い、例年6月に「新入生が主体となって」参加するのが大きな特徴の同学園祭。元々は小平キャンパスで「小平祭」として開催されていたが、一橋大学小平分校の廃止に伴い国立キャンパスに移り、名称も「KODAIRA祭」へと変わり今年で24回目となる、1961(昭和36)年から60年続く歴史ある学園祭だ。

 昨年は新型コロナウイルスの影響で初めて中止となった同学園祭。今年は授業もオンラインと対面の併用で行われており、部活やサークル活動は、大会などが差し迫っている部活など大学当局から認められた団体のみ、感染症対策を徹底したうえで活動を行うなど制限されているという。そうした中、135人の1年生を加え、2、3年生を含めると総勢約200人で実行委員会を構成し企画・運営を行う。

 実行委員長の原悠介さんは「KODAIRA祭に向けて1年間準備を行うが、昨年の段階では例年通りオフラインで開催できるのか、それともオンラインでの開催になるのかが予想できなかったため、両方に対応できるよう準備を進めるのが難しかった。オンラインでの開催が決定した後も、配信などの知識も全くと言っていいほどなかったので、対応するのが難しかった。ただ、その中で例年にも負けずとも劣らないKODAIRA祭にできるよう準備してきた」と自信を見せる。

 配信コンテンツの作成と当日の映像配信など、例年のオフライン開催に比べると莫大な費用がかかるオンライン開催。4~5月にクラウドファンディングで資金を募り、100万円の目標金額に対し、大幅に超える150万円以上の資金を調達できた。

 ステージ上から配信するステージ企画、子ども向けのちびっこ企画、受験生向けの受験生応援企画、脱出ゲームなどを行うアミューズメント企画、一橋生がその場でディベートを行うディベート企画など、さまざまなコンテンツをオンラインで準備。ほとんどが当日、ユーチューブライブなどを利用して映像配信を行う。講演会企画のゲストとして声優、アイドル、歌手の久保田未夢さん、今年初めて実施するお笑い企画「IKKYOグランプリ」のゲストとしてダイタクさんと大自然さんも出演。

 併せて、旧国立駅舎ではちびっこ企画や受験生応援企画を実施。受験生応援企画では、新入生による合格体験記や科目別対策、受験期について語る座談会など、一橋受験生のバイブルである受験生応援冊子「黄本」を無料で配布するほか、オンラインでもZoomを用いて受験生相談会を行い、ユーチューブで受験生応援の動画をライブ配信する。

 今年の新たな取り組みとして、一橋生御用達のラーメン店など、国立の名店とコラボした「くにたちグルメスタンプラリー」を6月1日から開催。「くにたちグルメ」を巡ってスタンプを獲得し、その個数に応じた特典を獲得できる。スマートフォンのスタンプラリーアプリを利用し、QRコードを読み取るだけで参加が可能な非接触型スタンプラリーとした。

 「日頃から一橋の学生が足しげく通っている店から打診した。オンライン授業になったことなどにより、薄くなってしまった地域の店とのつながりを保ち続ける意味合いも強い。一橋の学生のみならず、多くの地域の方に参加いただければ」と原さん。

 「今年はKODAIRA祭初のオンライン開催となる。元々新入生が中心となって準備・運営する学園祭であり、今年もその意味合いは崩さずに進めてきた。このようなご時世の中でも新入生が輝く姿が一人でも多くの方に画面越しでも伝えられたら」と呼び掛ける。

 動画は、ユーチューブ「KODAIRA祭公式配信チャンネル」で配信。同学園祭ホームページでも閲覧可能。

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