国立駅南口に9月1日、みそ専門店「Miso Garage(みそガレージ)」(国立市中1、TEL 042-505-7658)がオープンした。
店主の壱岐梨沙(いきりさ)さんは、吉祥寺のみその料理と量り売りを提供する「ソイビーンファーム」で7年間の勤務を経て独立。一橋大学そばで、自宅の一角に「街のちいさなおみそ屋」を開いた。
店内には、全国から取り寄せた17種類のみそが入るホーロー鍋が並ぶ。100グラムから量り売りし、ふた付きの紙カップで提供するほか、持ち込みの容器も利用できる。みそは、米こうじ・麦こうじ・豆こうじなど材料の種類や、塩分濃度、発酵や仕込み方法、産地などにより特徴が異なるという。「甘めで優しい味がする麦みそも大好きだし、米みそや豆みそ、合わせみそもお薦め。自分の好きなみそだけを並べた」。
商品は、「信州白みそ」「信州赤みそ」(以上490円)・「秋田みそ」(640円)・「仙台みそ」(680円)・「越後みそ」(600円)・「加賀の白みそ」「加賀の赤みそ」(580円)・「特別赤だしみそ」(880円)・「西京漬け用みそ」(770円)・「くまもん麦みそ」(440円)(以上Sカップ=350グラム)、「そのまま食べるかつおスライス」(500円)、「Miso Garageおためしセット」「万能だしパック」(1,000円)、「Miso garageギフトセット」(3,000円)など。
昨年、三鷹市から国立市に転居した壱岐さん。「街の人たちが温かく、友達から聞いたとか、店の人から勧められたとか、つながりを感じる出来事が毎日あり驚いている。みそ好きの方も多く、皆さんが街に根付かせてくれるのが伝わって来てうれしい」と笑顔を見せる。
「みそにこだわりのなかった人が、自分の好きなみそに出合える新しい発見がある店」と話す壱岐さん。「自宅のみそが無くなったときに思い出してもらえたり、ここで会話が生まれたりしながら、国立に住む人のみそ汁がここのみそになればうれしい」と意気込む。
営業時間は10時~17時。日曜・月曜・祝日定休。オンライン販売も行う。