コミック「それでも吉祥寺だけが住みたい街ですか?」が10月20日、講談社「ヤンマガKCスペシャル」より発売された。
主人公は、吉祥寺に店を構える不動産店の双子の姉妹。「吉祥寺に住みたい」と訪れた客に、客の事情を読み取り「吉祥寺以外にあなたにふさわしい街がある」と客と共にその街を訪れ、街の魅力を紹介していくストーリー。同作では、日本橋浜町、高円寺、湯島に続き、立川を訪れ、それぞれの街を紹介していく。
立川編では、グリーンスプリングスやファーレアートの他、立川南口の飲食店なども紹介。作者のマキヒロチさんが実際に施設や店舗を訪れ、写真を撮りながら立川市内を回って取材した。
高校時代に美術系予備校「立川美術学院(立美)」に通っていたというマキさんは「25年前に通っていた時とは全く街の様子が変わっていてびっくりした」と話す。「都心に出なくても全てがそろっている印象で、住みやすくもあり、娯楽にも困らないワクワクする街だなと思った」とも。
前作「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」は2015(平成27)年~2018(平成30)年、「ヤングマガジンサード」で連載し、6巻までコミック化された。2016(平成28)年にはテレビ東京でドラマ化され、大森美幸さん(森三中)、安藤なつさん(メイプル超合金)が主演を務めた。昨年11月からは続編「それでも吉祥寺だけが住みたい街ですか?」がウェブコミック配信サイト「コミックDAYS」で配信、同作は電子配信のストーリーも含め書籍化された。
マキさんは「新シリーズにバージョンアップして帰ってきた。双子と一緒にまち歩きの時間を楽しんでいただければ」と呼び掛ける。
価格は726円。