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昭島に「昭島パスタ工房」 東京唯一の深層地下水使った生パスタ提供

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 「昭島パスタ工房」(昭島市緑町2)が9月18日にオープンした。

店内は、古い民家の内装をモダンにリフォーム

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 同店は「東京唯一の深層地下水」である「昭島の水」を使って作る生パスタを中心とした「総合フードサービス」店。ランチタイムは生パスタやカフェメニューを提供、夜は貸し切り利用もできる。併せて、生パスタのキッチンカー販売、ケータリング、美濃焼の食器販売も行う。

 店主の中出(なかで)悠太郎さんは大阪出身。妻のリラクセーションサロンの独立出店をサポートしながら、新宿区内の自家焙煎(ばいせん)コーヒー店にフードコンサルタントとして携わり、その後、独立。キッチンカー事業を計画し、仕込み場所を探した。サロンのある中野駅から中央線沿線を一駅ずつ降りては歩き、物件を探す中、昭島駅にたどり着いた。

 たまたま入った不動産店で出合ったのは、社長で市議会議員の金井悦子さん。事業計画を話す中、「昭島に初めて来た」という中出さんに「せっかくだから昭島の紹介をしよう」と金井さんが差し出したのはコップに入った水道水。「飲んでみたら甘味があり、まろやかでおいしい。すごいなと思った。バーテンダーもしていて水にはこだわりがあり、飲食で水は重要。ここで飲食業をしたいと思った」と振り返る。

 なかなか物件が見つからない中、数カ月後に紹介されたのは、住宅地内にある平屋建ての民家。銀サッシの窓、中は裸電球にふすまの内装を、ディスプレー業に携わった経験を生かして、フローリングにバーカウンターとソファを置き、間接照明を施してモダンにリフォームした。メニューは、「おいしい昭島の水を生かした生パスタ」に決めた。

 メニューは、「焼き木の子と白みその豆乳カルボナーラ」(1,150円)、「たっぷりとうもろこしのカレーソース」「黒酢のミートソース」(以上950円)(以上ランチメニュー、サラダ・ドリンク付き)、「前菜3種盛り合わせ」(1,300円)、「おつまみ3種グリル」(900円)、「ローストチキンの冷製レモンマリネ」(1,100円)(以上ディナーメニュー)など。コース料理は金額に応じて3人から貸し切りにも対応する。

 「昭島の人たちの自慢の店になれるように頑張りたい」と中出さん。「落ち着いてくつろげる店にしていきたいので、気軽に訪れていただければ」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は 11時30分~14時30分、18時~22時30分。火曜・水曜定休。

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