受験シーズンを迎え、「谷保天満宮」(国立市谷保)には多くの受験生が合格祈願に訪れている。
「学問の神様」として知られる菅原道真が祭られる同神社。社伝によると、903(延喜3)年に菅原道真の三男・道武が父を祭る廟を建てたことに始まると伝えられる。1885(明治18)年には府社に昇格し、東日本における天満宮としては最も古く、湯島天神(文京区)、亀戸天神(江東区)と並び関東三天神と称される。
同神社の授与所では、「合格お守り」(初穂料500円、御神筆1本付き)、「学業絵馬セット」(同1,000円、絵馬・お札・御神筆2本付き)を頒布。境内には受験生やその家族らが奉納した合格祈願の絵馬が鈴なりに掛かる。併せて、梅林の茶屋では合格ゼリーや合格まんじゅうを用意する。
都内では、2月3日に都立中学校、2月21日に都立高校の入学試験を迎える。中学入試の合格祈願に訪れた女児は、「家族で絵馬を書き、神様にお祈りをして、合格まんじゅうや合格ゼリーを食べてパワーチャージできた。健康に気をつけて過ごしたい」と意気込みを見せていた。