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昭和記念公園でリモートワークの実証実験 自然の中にワークスペース

室内緑化とスノーピーク製品とのコラボしたワークスペース

室内緑化とスノーピーク製品とのコラボしたワークスペース

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 国営昭和記念公園みどりの文化ゾーンの「ゆめひろば」に1月28日、実験的にワークスペースが設置された。主催は都市緑化機構。

広々とした公園を見ながらワークできるスペース

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 コロナ禍で密を避けて健康に過ごす「新たな生活様式」のなかで、心身のリフレッシュもできる公園緑地を利用し、自然の中でリラックスしながらリモートワークが体験できるワークスペースを提供するのが趣旨。Wi-Fiや電源、椅子、テーブルなどを用意し、公園の屋外と同園内の花みどり文化センターの室内に設置。ワークスペースは、リモートワークのほか、読書や趣味、休憩などさまざまな用途で使える。

 併せて、同センター内のギャラリーで、バイオフィリックデザイン展示を開催。バイオフィリックデザインとは、植物など自然の要素を取り入れた空間デザインのこと。室内緑化の技術に取り組む企業や団体が参加し、緑の自然的要素を取り入れた室内緑化の実物をはじめ、バイオフィリックデザインの効果の紹介などを展示している。 

 室内のワークスペースでありながら、室内環境に順化させた木々や植物を配置することで「緑の良さ」を感じたり、自動環水することにより「リアルな水の流れる音を感じられたりする」ようにした。鳥のさえずりを収録したBGMも流している。出展企業の一つの第一園芸は、スノーピーク製品のテントやチェアと室内緑化を展示している。

 併せて、兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科と屋内緑化のワークスペースでワークした時の人への影響を計測する実験も行う。過去の実験結果では、人の心拍データ等を計測し、感情に与える影響や作業効率への影響を図ったところ、リラックス効果だけでなくコミュニケーション能力が上がるとの結果も得られている。

 都市緑化機構都市緑化技術研究所の小酒井淑乃統括部長は「コロナ禍に必要な空間活用のあり方を公園で提供する。当園は立川のまちの大きな資源なので、公園ならではの開放感のある緑に囲まれた空間をぜひ一度ご覧になって新しい取り組みを体感していただきたい。年齢制限等もなく、ワークだけでなく子どもも宿題をしたり、屋外のワークスペースではペット連れで一緒にワークしたりする体験もできる。緑の良さを実際目に触れて体感し、生活にぜひ取り入れていただきたい」と呼び掛ける。

開園時間は10時~16時(最終日は14時まで)。2月10日まで。

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