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武蔵村山の小学校で「知名度アップ大作戦」動画配信 GAKU-MCさんら協力

みかん農園で撮影をする様子

みかん農園で撮影をする様子

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 武蔵村山市立第三小学校(武蔵村山市中藤1)の6年生が出演する武蔵村山市のPR動画「むらやまWonderful」の配信が2月14日、始まった。制作には、ラッパーのGAKU-MCさん、映像監督のチェンコ塚越さんが協力して、児童がラップを歌い映像に出演して武蔵村山の魅力を紹介する。

Youtubeで配信されるPV「むらやまWonderful」

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 「実際に、駅がないから仕方ない、自転車か車で行くしかない。何もない、あえて言うなら、そうさ!自然が豊か」で始まるPRソングは、児童が昨年度作成したラップの歌詞をもとに、GAKUさんがアレンジを加えたもの。動画の中では、かたくりの湯、でいだら祭り、ミカン畑、かてうどん、ゆでまんじゅう、ひまわり畑など「地域の自慢」をラップに乗せて児童が紹介する。

 この取り組みは、児童らが総合の授業の一環として3年間かけて取り組んできた「武蔵村山知名度アップ大作戦」の集大成。自分たちの住む武蔵村山の魅力を多くの人に知ってほしいと、4年生は絵本を制作し浅草や上野公園で配布。コロナ禍による休校を挟みながら、5年生ではGAKUさんによる体育館での校内コンサートをきっかけに、GAKUさんの指導を受けながら、市の魅力を伝えるラップを作り、児童たちによるPR動画第1弾を制作した。

 卒業を控えた6年生は、より多くの人に思いを届けるため、ユーチューブ再生回数10万回を目指し、昨年10月に「ふるさと納税型クラウドファンディング」で支援を呼び掛けた。同年12月に目標を上回る165万円を達成し、PR動画第2弾制作を始動。ラップ制作をGAKUさん、映像制作をGAKUさんと桜井和寿さんの音楽ユニット「ウカスカジー」の「勝利の笑みを 君と」を手掛けたチェンコ塚越さんの全面協力により、児童が出演する「本格的な」PR動画が完成した。

 6年生の担任の阿南教諭は「この学習を通して、児童一人一人が自分の得意を見付けられたこと、その得意を伸ばせたと自覚していることをうれしく思うとともに、苦手なことに対しても仲間と協力して乗り越えられたと感じる」と話す。

 3年間の中で、取材先のアポ取りや動画制作など、児童たち自身で考え行動を起こしてきた。6年生の向井さんは「自分たちだけで行動するようになり、いつもさまざまな人たちに支えられていると感じた」と振り返る。「ぼくたちは今後もっともっと、たくさんの人の力を借りるけど、その人たちが手助けをして良かったと思ってもらえるような人になりたい。小学校生活最高の思い出になった」と話した。

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