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立川のPLAY!MUSEUMでさくらももこさん「コジコジ万博」 立川限定展示

PLAY!MUSEUM入口の様子

PLAY!MUSEUM入口の様子

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 漫画家さくらももこさんの作品「コジコジ」をテーマにした展覧会「コジコジ万博」が4月23日、立川のPLAY!MUSEUM(プレーミュージアム、立川市緑町3)で始まった。

さくらももこさんが、初めて描いたコジコジ

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 同作品はナンセンスギャグとファンタジーが融合した漫画作品で、雑誌「きみとぼく」や「りぼん」などに連載された。メインキャラクターの宇宙生命体の「コジコジ」の誕生から30年たっているが、20代から30代を中心に、かわいさとおもしろさ、作品の奥深さに注目が集まっているという。

 国内で同展のみとなる展示では、さくらさんが1991(平成3)年に初めて描いたコジコジや扉絵など130点の原画や巨大なコジコジが名言・ギャグを話す「コジコジ名言50連発」、コジコジが通う学校の教室をイメージした空間で登場キャラクターを漫画原稿で紹介する「コジコジと仲間たち」などを展示。順路の途中には、コジコジたちが仕掛けたギャグやいたずらを随所にちりばめ、現実世界と同じように友情や恋、自分探しに悩む仲間たちを、コジコジが明るく楽しく包み込み、全てを笑いに昇華させていくという同作品の特徴を表現している。

 展示に併せ、ミュージアムショップ「PLAY!SHOP」は「メルヘン通り商店街」に衣替えし、原画やキャラクターイラストをあしらった雑貨や会場限定の面白グッズなど、展覧会オリジナルのコジコジアイテムを販売する。併設のカフェ「PLAY!CAFE」も作品中で茶の道を追求するキャラクター「カメ吉」から名付けた「カメ吉茶屋」に衣替え。「メルヘンばらちらし」や「カメ吉茶屋 日本茶セット 豆皿付き」など、コジコジの世界をイメージしたドリンクやフードを提供する。

 同施設の上階にある「PLAY!PARK」では、同作品のキャラクター「おかめちゃん」が育てている「問答えんぴつ」になぞらえたオリジナルの問答えんぴつを作り、プランターに植えて観察する「おかめちゃんの問答えんぴつ飼育場」や、同じく有名人のサインを集めるのが趣味の「ゲラン」が欲しくなるようなオリジナルサインを作り、ギャラリーに飾るワークショップを開催している。

 同施設プロデューサーの草刈大介さんは「コジコジをあまり知らなかったが、スタッフから薦められて読んでみたら非常に面白かったので同展の開催を決めた。漫画の展示は、原画展示だけでは限界があったため、コジコジの魅力や世界感の伝え方で試行錯誤した。個性と多様性が求められる今の時代だからこそ、大人の心にリアルに響くコジコジの哲学。当館ならではのクリエーティブで、コジコジを遊び尽くした。またとない機会なのでぜひ遊びにきてもらえれば」と呼びかける。

 開館時間は10時~18時(日時指定制)。入館料は、一般=1,500円、大学生=1,000円、高校生=800円、小・中学生=500円(立川市在住・在学者割引あり)、未就学児無料。7月10日まで。

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