立川在住のデザイナー西尾建人さんが、「ハラガタツティーシャツ」のネット販売を始めて3ヶ月がたった。
「ハラガタツティーシャツ」は、割り箸を割る際にうまく割れなかったシーンや、新品の消しゴムを使ったら早々に欠けてしまったシーンなど、日常に潜む腹が立つ瞬間をグラフィックTシャツにしたもの。
西尾さんは「ネガティブな瞬間をアートして前向きに捉えたポジティブなアイテム。Tシャツという身近なアイテムに落とし込むことで、着た人見た人同士に新しいコミュニケーションが生まれるので、暗い世の中を明るくできるのでは」と話す。
「立川の街でたくさんの人に着てもらい、ティーシャツを通してコミュニケーションが生まれ、街に点在するファーレアートと同様に、ハラガタツティーシャツもアートのひとつとして立川の街を一緒に盛り上げられれば」とも。
昔から物作りが好きで、楽しそうなことを思い付いたら何でもやってみたい性格だったという西尾さん。日常に潜む腹が立つ瞬間というコンセプトを思い付き、写真を撮ってTシャツにしたものを着ていたところ、友人や職場の人から「欲しい」という声をもらったのが販売のきっかけ。
「腹が立つ瞬間を考えてから構図を決めて、1つのグラフィックにつき100~200枚撮影し、最適な素材を選定するのが大変だが、一番大事な工程なので真剣に取り組んでいる」と話す。
価格は3,980円から。ハラガタツオンラインショップで販売する。
西尾さんは現在、11月に国際展示場で開かれるアジア最大級のアートイベント「デザインフェスタ」に参加するため、支援を募っている。「出展は今後立川での出店に向けたテストと考えている」と西尾さん。支援金額は3,000円から。クラウドファンディングサイト「キャンプファイヤー」で受け付ける。