江戸東京たてもの園(小金井市桜町3)で8月6日・7日の2日間、「たてもの園 下町夕涼み」が開かれる。
同施設は、江戸時代前期から昭和中期までの文化的価値が高い歴史的建造物30棟を移築し、復元・展示している。内部には生活民俗資料などを展示し、それぞれの時代の生活や商いの様子を再現。四季を通じて、復元建造物や野外博物館の特性を生かしたイベントを開催し、季節感や生活感のある情景を体感することができる。
同イベントは2003(平成15)年から開催していたが、コロナ禍で2020年から中止しており、今年は3年ぶり18回目の開催となる。2019年開催時は2日間で1万2000千人が来場した。両日、開園時間を延長し、昔の商店や居酒屋、銭湯などを復元したエリアでは、ちょうちんの明かりや風鈴の音色とともに夏の宵の下町風情を楽しむことができるよう工夫する。
「ちびっ子縁日」では昔の縁日を再現し、射的、ヨーヨー釣り、型抜きを楽しめる。三味線を弾きながら園内を練り歩く「新内流し(しんないながし)」では、新内節(しんないぶし)を披露。つまみ、軽食、デザート、飲み物、駄菓子などもキッチンカーなどで販売する。
たてもの園係の高橋英久さんは「家族やカップル、友達同士、1人でも、どなたでも楽しんでいただけるイベント。普段は閉園していて見られない夜の景色や夏の情景を楽しんでいただければ。混雑時は入場制限するため、オンラインチケット購入サイトで予約の上、遊びに来てもらえれば」と呼びかける。
開催時間は15時~20時30分(開園は9時30分~、入園は20時まで)。観覧料は、都内在住・在学の中学生以下無料、中学生(都外在住・在学)・高校生・65歳以上=200円、大学生=320円、一般=400円。オンラインチケット購入サイト「アソビュー」で予約販売する。