アートによる街づくりを促す「KUNITACHI フォーラム」-横浜の事例に学ぶ

横浜市がアーティストの住居として提供する旧銀行ビル

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 くにたち富士見台人間環境キーステーション・まちかどホール(国立市富士見台2)で11月22日、国立市のアートによる街づくりを促すためのイベント「KUNITACHIフォーラム・クリエイティブシティ・横浜の実践に学ぶ」が開催される。主催は、くにたち文化スポーツ振興財団(同)。

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 同イベントは、7月に開催されたシンポジウム「くにたちアートレボリューション」に続く第2弾となる企画。文化芸術都市としての価値や魅力を高め、発信する目的で横浜市が掲げるプロジェクト「文化芸術創造都市クリエイティブシティ・ヨコハマ」の概要や課題・今後の展望などを学ぶことにより、「それらのアイデアを取り入れ、国立らしいアートによる街作りに生かせるのでは」という市民らの声が同市に寄せられたことが開催のきっかけとなった。

 講師には、横浜市開港150年周年・創造都市事業本部創造都市推進課担当課長の仲原正治さんと、横浜市芸術文化振興財団の杉早紀栄介さんを迎える。アーティストやクリエーターの住環境整備の実現や助成制度、創造産業による市の経済活性化、現在開催されている現代美術の国際展「横浜トリエンナーレ」に代表されるような、都市を担う新しい人材の育成についてなど「クリエイティブシティ・ヨコハマ」の具体的なビジョンを、スライドショーなどの映像を交えながら講話する予定。

 「前回は、文化や芸術に関心のある市民のほか、学生の参加者も見られた。他都市の例を知ることは、同時に自分たちの地域への関心や意識を高めるチャンスになる。横浜と国立では人口も面積も違うが、アートによる街作りを推進するために、自分たちなりに取り入れられることもあるのでは」と同財団の斉藤さん。「古くから文化の街として親しまれてきている国立の現在の課題や問題に気付き、街を発展させるために今自分たちができることは何かを考える糸口になれば」とも。

 開催時間は14時~16時。入場無料。先着40人。電話予約者を優遇する。

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