国分寺を拠点に活動する画家・伊庭野(いばの)肇さんの展覧会「伊庭野 肇 展 ABSTRACT KOKUBUNJI」が4月1日から、国分寺の画廊「丘の上APT/兒嶋画廊」(国分寺市泉町1、TEL 042-207-7918)で開かれる。
伊庭野さんは1945(昭和20)年に青森県八戸市で生まれ、1972(昭和47)年に東京芸術大学油絵学科を卒業した。1952(昭和27)年に当時の北多摩郡国分寺町に転居してから国分寺を拠点に活動する。国分寺市美術協会の講師としても活動し、市内で行われているイベント「ぶんぶんうぉーく」でアトリエを公開するなど、地域と連携した活動を行う。
伊庭野さんの絵の魅力について、同画廊の兒嶋俊郎さんは「伊庭野さんの絵は温かく情緒にあふれている。フランスでも何度も個展を行っていてフランスの抽象画の影響も感じるが、国分寺の四季が伊庭野さんの抽象画の根底にあるような気がする。日本の野良を渡る風のような爽やかさが画面からあふれているのが魅力」と話す。
同画廊で展示するのは油彩画15点。4月9日、11日、14日、15日(12時~17時)には、伊庭野さんが同画廊の近くにあるアトリエを公開し、作品を展示する。
営業時間は12時~18時。月曜定休。無料。4月26日まで。