作家・桧垣康彦さんの記憶をたどる企画展-国立本店で

店内の床に落ち葉を敷き詰めた展示風景

店内の床に落ち葉を敷き詰めた展示風景

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 国立本店(国立市中1、TEL 042-575-9428)で11月19日より、「記憶の本展11・桧垣康彦展・今世紀8年の記憶」が開催されている。

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 建築家やデザイナーらで構成された「国立デザインセンター」が運営する同店は、デザイン関連の古本を中心に販売するほか、カフェとしても展開しており、個展やワークショップなど、デザインのためのコミュニティースペースにもなっている。

 「記憶の本展」はこれまで、さまざまなジャンルの作家の個人的な思い出や記憶をたどる展示会として定期的に開かれてきた。今年最後の展示会となる今回は、商業施設の開発やイベントの企画などを手がけるプロデューサー・プランナーの桧垣康彦さんの、今世紀に入ってからの8年間を振り返ったプライベートな「記憶」を公開する。

 ここ数年間、桧垣さんは休日などを利用して、谷保の有機農業を営む農家で野菜作りを手伝っているという。同展ではその農家で作られたサツマイモや柿など、旬の野菜や果物を展示しており、販売も行う。店内の床に落ち葉を敷き詰めるアイデアは桧垣さんのから出たもので、「自然と農業に対する桧垣さんの思い入れの深さを表現した」と、店長のわくともなりさん。

 「ユニークでインパクトのあるディスプレーなので面白いとお客さんにも好評。来店する際はぜひ、床に撒くための落ち葉を集めて持ってきてください」(わくさん)

 開催時間は12時~17時。火曜定休。今月22日まで。

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