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昭和記念公園で「秋の夜散歩」 イチョウ並木と日本庭園をライトアップ

20周年を記念して夜間に初公開する盆栽苑

20周年を記念して夜間に初公開する盆栽苑

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 国営昭和記念公園(立川市緑町)で10月31日、「黄葉・紅葉まつり&秋の夜散歩(あきのよさんぽ)2024」が始まる。
 「秋の夜散歩」は、同園の「かたらいのイチョウ並木」と日本庭園で開かれる紅葉のライトアップイベント。冬のイルミネーションに代わるイベントとして2019年に始まり、今年で5回目を迎える。SNSで話題が広がり来場者が増え、昨年は夜間に26万人が訪れた。

盆栽苑でライトアップされる樹齢300年の松

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 今年は、日本庭園内「盆栽苑」の開苑20周年を記念して初めて夜間公開し、盆栽のライトアップを行うほか、床の間には、公開に合わせて取り寄せた宮内庁所蔵のヒノキとカエデの盆樹を交互に展示。5カ所にプロジェクターを設置し、小川を流れるコイやモミジのプロジェクションマッピングを投影する。同園広報グループの林猛史さんは「盆栽苑のライトアップは今年だけ。盆栽の光と影が織りなす美を、背景の竹林とともに楽しんでいただければ」と話す。

 「かたらいのイチョウ並木」では、300メートルにわたってイチョウ並木98本を光と音楽で演出。動きのある光が音楽と連動し、30分間に3パターンが変化する。「イチョウの見頃は11月中旬。色づきはこれからだが、ライトアップ時は照明により、いつ来ても黄金色のイチョウのトンネルが楽しめる」と黒岩さん。

 メイン会場の日本庭園は、天皇皇后両陛下の御成婚を記念して造られた池泉回遊式庭園。池の周りを巡りながら、ライトアップされた300本のモミジや松の雪つりや水面に映る紅葉を鑑賞できるようにするほか、和傘や風鈴の演出スポットを設置。400個の風鈴を使った回廊や、280本以上の和傘を立体的な回廊など各所に和の演出を施すほか、和傘を無料で貸し出す。

 黒岩さんは「ライティングはアップデートを重ね、毎年来ても楽しんでいただけるように工夫している。色づき具合は例年通りで見頃は11月中旬以降だが、日々色づきが深まり変化する紅葉と幻想的な雰囲気を楽しんでいただければ」と来園を呼びかける。

 開園時間は9時30分~21時。夜間ライトアップは16時30分~20時30分。12月1日まで。夜間の日本庭園は入園料のほか、入場料(窓口販売=大人1,300円、小中学生700円)が必要。

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