オリオン書房ノルテ店(立川市曙町2、TEL 042-522-1231)で6月5日、アジアの本の会主催のトークイベント「ぼくが歩いた東南アジア」が開催される。
アジアの本の会は、「アジアに関する図書の普及と販売を積極的に推進することを通して多文化理解と国際交流に寄与すること」を目的とした出版社有志の団体で、1994年に発足。現在、17社が加盟している。同店では毎年アジアの本の会ブックフェアを開催しており、今回のトークイベントはそのフェアの一環。
講師を務めるのは村井吉敬さん。早稲田大学政経学部卒業後、インドネシア国立パジャジャラン大学留学、上智大学教員を経て、現在は早稲田大学アジア研究機構教員、アジア人権基金共同代表、APLA(Alternative People’s Linkage in Asia)共同代表を務めている。4月には、インドネシアを中心に東南アジアで撮った数万点の中から326枚を選び、思いの一端や写真の背景の物語をつづったフォトエッセー集「ぼくが歩いた東南アジア」を出版した。「当日は、村井さんが現地で撮影した写真をスライドで紹介しながらトークを展開する」(同店の石黒さん)。
石黒さんは「近年、中国や韓国をはじめとしてアジアに関する歴史やガイド本などの人気が高まっている。今回のイベントにも、東南アジアに関することに興味をお持ちの方に参加していただきたい」と話す。
開催は19時から。入場料500円(事前予約制)。ブックフェアは6月30日まで。