くにたち市民芸術小ホール(国立市富士見台2)は9月20日、「ピアノ300年物語」と題した講演と演奏会を行う。
同イベントは、今年がピアノ誕生300年といわれる節目であることから企画された。第1部では「ピアノ300年の歴史」と題して、浜松市楽器博物館館長の嶋和彦さんが19世紀におけるピアノに焦点を当てながら講演。続く第2部では著名なピアニストで姉妹の海老彰子さん・裕子さんによる「魅惑の楽器・ピアノ~ファツィオリとスタインウェイを弾き比べて」と題した演奏会が行われる。演奏される楽曲はモーツアルト、シューベルト、ベートーベン、ショパンなど。
特別展示「さまざまな鍵盤楽器」も同時開催。国立音楽大学楽器資料館から7台の鍵盤楽器を借り、展示する。スタッフによる試奏も。
同ホールの斉藤さんは「講演会と演奏会というとクラシックにくわしい人向けのイベントのように思われるかもしれないが、今回はそういったイベントではなく、ピアノの新しい魅力を発見して、今後積極的に楽曲を聴いてみようかなと思っていただけるきっかけになれば」と期待を寄せる。
13時30分開演。入場料は3,000円(全席自由)。特別展示は同18日~20日。