清酒「澤乃井」の醸造元である小澤酒造（青梅市沢井2、TEL 0428-78-8210）の澤乃井ガーデンギャラリーで4月6日、「向原常美作品展」が始まった。

　向原さんは1943（昭和18）年宮崎県生まれの墨彩画家。吉村貞司氏に師事し、1986（昭和61）年第30回公募展日本表現派展初入選以来、同展新人賞、奨励賞、1995年には大賞も受賞。2000年には鎌倉市「御寺京都泉涌寺派覚園寺」客殿襖絵を奉納。2005年には奥多摩町制50周年記念企画せせらぎの里美術館展をはじめ、個展は45回開催。現在、日本表現派委員、墨塾「東京・宮崎玄の会」主宰、魂の一行詩「河」会員を務めるほか、奥多摩の山と麓のアトリエで、日本各地の自然や日向神話に一念の心の創作を心がけている。

　会場では、奥多摩をテーマに向原さんが手がけた画や詩を展示。向原さんの山のアトリエ「玄庵」を描いたオリジナルラベル清酒「奥多摩玄庵100ミリリットル」を澤乃井園売店で限定販売する。

　開館時間は10時～16時30分。入場無料。今月25日まで（19日は休館）。