東京立川こぶしロータリークラブ(立川市曙町2、TEL 042-527-0524)が「立川文学賞」を創設し、現在応募作品を受け付けている。
同クラブ創立25周年記念事業として創設された同賞は、直木賞作家の志茂田景樹さんが選考委員長を務める。「立川文学賞を通じての地域貢献はもちろん、新しい才能の発掘をすることで新時代の先駆けにしたいと企画した」と同クラブの鈴木茂会長。「現在商業の発展著しい立川だが、かつては基地の町立川、あるいは近年ではサブカルチャーのメッカなど、さまざまな顔を持つ。立川文学賞を通じて、文学が街や地域のあり方、そこに住む生活者に影響を与えるのか、また逆に街や地域のあり方や生活者の人生の中から、文学の種となるものを作者がいかにして見出すかということを求めている」。
作品のジャンルは自由で、作品の舞台は立川にこだわらない。「それぞれの人が持つ街のイメージや、人々の暮らしなどを思い描きながら物語を創作していただきたい。新しい文学の息吹を感じさせるような小説に期待している」とも。
応募作品は未発表のもの。応募資格は年齢、国籍、住所、性別、職業に制限を設けない。原稿枚数は、400字原稿用紙換算60~120枚。賞金は、優秀賞=30万円、佳作=5万円。受賞作は出版を予定。詳細はホームページで確認できる。締め切りは11月30日(当日消印有効)。