国分寺の「カフェスロー」(国分寺市東元町2、TEL 042-401-8505)で10月30日、「ハロウィン大収穫祭」が開催される。主催はNPOはちみつ百花(三鷹市)。
同NPOは、昨年3月から同カフェと連携して「Happy Bee Project」を展開。その結果を受けて、花粉源・みつ源植物を増やそうと「みつばち百花プロジェクト」を立ち上げた。今年は国分寺のフィールドのほか、国立市、岩手県紫波町、福島県飯館村、長野県富士見町と連携して、ミツバチのための花粉源やみつ源を増やす活動を展開している。
今回のイベントについて、同NPO代表の朝田くに子さんは「ミツバチといえば、はちみつにだけ注目が集まるが、農産物の35%はミツバチの受粉に依存している。わたしたちは国分寺の50平方メートルほどの畑にカボチャを植え、ミツバチに受粉させて、ミツバチと共同でカボチャを育ててみたところ、酷暑にもかかわらず、たくさんのカボチャができた」と振り返る。「日本各地でも同じように農産物や果実でミツバチが活躍してくれたはずだと考え、ミツバチに感謝するハロウィーン収穫祭を開催しようということになった」。
当日は、国分寺の畑で収穫したカボチャを同店で調理していただいた料理を味わい、ミツバチの巣から採れるみつろうでキャンドルを手作りし(別途有料)、そのともしびの下でネパールの伝統楽器による演奏を披露する。イベント翌日がハロウィーンのため、ミツバチのコスプレ大会も実施。連携先である長野県富士見町から富士見高校養蜂クラブの高校生たちもゲストとして参加し、活動成果を発表する。
朝田さんは「ミツバチに興味がある方だけでなく、自然に興味のある方ならどなたでも参加していただきたい」と話す。
開催時間は18時30分~21時30分。参加費は2,000円(ワンドリンク制、料理代別)。キャンドル作り体験は、1本=300円、2本=500円。当日は同店に併設するおかげさま市場で「ゆっくり市」も開催(11時~15時)。「ぜひ両イベントにお越しいただきたい」(同店担当の渡邉さん)とも。