JR西国分寺駅に9月13日、駅ナカ商業施設「nonowa(ののわ)西国分寺」(国分寺市西恋ヶ窪2)がオープンする。
運営はJR中央ラインモール(西恋ヶ窪2)。同社は、駅を中心とした魅力あるまちづくりに取り組むことを目指し、中央線の高架下空間を沿線自治体によるまちづくりと連携を取りながら一体的に整備・開発する「中央ラインモール構想」実現に向け、2010年、JR東日本の100%子会社として設立。「緑×人×街 つながる」をコンセプトに、武蔵野と東京を結ぶ中央線の魅力をさらに向上させるプロジェクト「nonowa(ののわ)」を展開する。「nonowa」には、武蔵野の地に、「人の輪」「環境の輪」「心の和」などさまざまな「わ」が生まれることを願う意味が込められているという。
「nonowa 西国分寺」は同プロジェクト最初の駅ナカ商業施設。「首都圏輸送の動脈である中央線と武蔵野線の結節点である西国分寺駅は、駅利用者の増加にもかかわらず、十分なサービスが提供できていない、という課題があった。バリアフリー化を推進する駅改良工事のタイミングにあわせ、武蔵国分寺の玄関口にあたる西国分寺駅から新たな商業施設ブランドをスタートすることにした」と話すのは、「nonowa西国分寺」支配人の大内卓さん。
同施設のコンセプトは、「WESTERN★JUNCTION」。多くの乗降客が行き交う駅構内の光景を、西部開拓時代のアメリカの街の雰囲気に重ね合わせたという。店舗面積は約730平方メートル。コンコース階の「DOWN TOWN」、中央線ホーム階の「WESTERN VILLAGE」、今回新たに増築した2階部分の「ON THE HILL」の3つのエリアに分かれ、昨年10月に先行オープンした4店舗を含め、20店舗を展開する。
コンコース階「DOWN TOWN」では、西国分寺駅周辺の、知る人ぞ知る中央線の名店や、中央線にゆかりのある商品を集めたスイーツショップ3店舗をセレクトした「中央線スイーツ」コーナーを展開。豆乳ケーキが有名な「はらロール」の「はらロール白巻き」(1,260円)や、国立の和菓子の名店「一真菴」の「わらび餅」(340円)のほか、西国分寺の人気洋菓子店「ル スリール ダンジュ」では9月13日~19日、各日30セット限定で「焼きドーナツ5個入り」800円を500円で販売する。
エキソト(改札前)には、通勤前後に買い物ができる「八百屋さん」として、西国分寺周辺の青果を扱う「にしこくマルシェ しゅんかしゅんか」がオープンする。
「駅を利用するお客さまはもちろん、駅周辺にお住まいの方にも、ぜひ日常的にご利用いただければ。地域と駅との新しい関係づくりの一助になれればうれしい」と大内さん。
営業時間は6時30分~23時10分(店舗により異なる)。初日は通常と営業時間を変更する店舗もある。詳細はホームページで確認できる。