立川で松本零士さんトークイベントとイラスト披露 希少飛行機の展示も

 一般公開される戦後の国産飛行機第1号の改良機「R-53」の修復機

 一般公開される戦後の国産飛行機第1号の改良機「R-53」の修復機

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 立飛ホールディングス(立川市栄町6)は4月25日・26日、「オープンファクトリー2015」をリアルエステート南地区(同高松町1)で開催する。

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 同グループの前身は1924(大正13)年に軍用機製造の目的で設立され、終戦までの製造機数は1万機弱に上ったという。同社は「地域の発展に貢献しさらなる歴史を立川と共に歩んでゆくため」に、「飛ぶ跳ぶ翔(かけ)るプロジェクト」第1弾として同イベントを開催する。

 1回目の今回は飛行機をクローズアップし、希少飛行機の一般公開とトークイベントを行う。トークイベントでは漫画家の松本零士さんと、飛行機開発メーカー「オリンポス」の四戸哲(しのへさとる)さんが、立川と飛行機の歴史について語る。また、同社が創立90周年を記念して松本さんに依頼した飛行機のイラストの進呈式も行われる。描かれた飛行機は、同社がかつて製造した「赤トンボ」(95式1型乙練習機)と「A-26」(キ77 )の2機。「赤トンボ」は練習機として陸軍飛行学校で使用されたもの。「A-26」は東京からニューヨークまでの無着陸飛行を目指して開発されたもので、1944(昭和19)年に戦時で非公認ながら1万6435キロメートルの世界記録を出した。トークイベントの受け付けは終了しているが、展示会場で同時中継を見ることができる。

 一般公開される飛行機は戦後の国産飛行機第1号の改良機「R-53」の修復機と、フランス人技師アンリ・ミニエ設計による軽飛行機「R-HM」の修復機、太陽光エネルギーで飛行する有人ソーラー飛行機「ソーラープレーンSP-1」。2018年の完成を目指して進行中の、飛行可能な「赤トンボ」の復元プロジェクトの情報も公開される。

 開催時間は11時~17時(受け付けは16時まで)。トークイベントは26日15時~16時10分。入場無料。

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