国立駅南口のリトマス(国立市東1)で7月19日と8月2日・16日・30日、「くにたち掌編映像展(92 TOUCH)」が開かれる。
現在国立市で開催している芸術祭「くにたちアートビエンナーレ」の一環。92秒のショートムービーをオムニバス上映する。
同展事務局の間瀬英一郎さんは「手のひらサイズでありながら誰もが参加し、親しめる『句会』のような映画祭を国立から始めたかった」と話す。映像展の実現には、連歌や俳句からヒントを得ているという。「共有テーマの設定や、製作にあたってはハードルの高くない、シンプルなフォーマットを採用した。場づくりには『句会』にならって、上映後の触れ合う時間を設けている」とも。
12組の世代や背景の異なる作家の作品を紹介する同展。作品の共通テーマは「TOUCH/タッチ」で、時間枠は92秒。「国立市が全国で 4 番目に面積の小さい市で、『掌=手のひらサイズ』であり、また、『くにたち』という響きから92 秒の時間枠を定めた」という。映画監督の三宅唱さんやテレビディレクターの祖父江里奈さんなど国立にゆかりのある作家の作品が並ぶ。
「国立にゆかりのある作家のみなさんに、本映像展でしか見られないオリジナル作品を制作していただいた。それぞれの個性が光る映像の競演をお楽しみいただければ。上映後の交流時間も、見て終わるだけではない本映像展ならではの魅力」と間瀬さん。
開催時間は13時~、16時~。各回同一内容。定員各20人(先着順)。入場無料。