立川市役所で3月22日、商店街への優れた出店計画を表彰する「平成27年度商店街チャレンジャー募集事業」の表彰式が行われた。
昨年度スタートした同事業。商店街活性化と空き店舗の解消を目的として行うコンペ事業で、出店者(チャレンジャー)と商店街が共同で作成した出店計画を募集し、店舗の魅力や商店街活性化への効果などの基準で審査、表彰する。奨励金として、最優秀賞1組に115万円、優秀賞1組に60万円を交付する。主催は立川市。運営事務の一部を立川市商店街振興組合連合会に委託する。
初年度の最優秀賞に輝いたのは、南富士商店会と、同商店会に出店したベーグル専門店「Kaeru Bagel(カエルベーグル)」(立川市富士見町5)。優秀賞は該当事業なしとなった。
同市産業観光課の担当者は「受賞店には、地域に根差し多くのお客さまに足を運んでいただくことで、商店会全体への波及効果や活性化に寄与してもらえたら。商店会では、新たな店舗を誘致したことにより、会員一丸となった商店会活性化の取り組みがますます盛り上がることを期待している」と話す。
「同事業は、空き店舗を解消してさらに活性化したい商店街と開業前から地域とつながりを持ち、地元に愛される店舗としてスタートしたいチャレンジャーが協力して取り組む事業。本年度も多くの事業計画書が集まり、活気のある事業になることを期待している」とチャレンジを呼び掛ける。
現在、2016年度の募集を行っている。