立川駅近くに「立川屋台村パラダイス」―昭和30年代の雰囲気再現

ノスタルジックな雰囲気の屋台村外観

ノスタルジックな雰囲気の屋台村外観

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 フロム中武(立川市曙町2)は11月14日、「立川屋台村パラダイス」をオープンする。

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 立川は、1977年に米軍立川基地が日本に帰還されるまでアメリカ文化と混在し発展してきた「基地の町」。返還後、昭和記念公園の開園、多摩都市モノレールの開通、商業施設の相次ぐ開業など、街並みが発展し便利になったが、基地返還前の特に昭和30年代に根付いていた「立川らしさ」が失われつつあるという市民の声も多い。「こうした市民の思いを受けて、戦後復興に地域が盛り上がっていた立川、生きる活気と将来の夢にあふれた立川を再現するために、『ノスタルジーと遊び心を持った飲食空間』として立川屋台村パラダイスをオープンさせるに至った」(フロム中武の浪江さん)。

 立川屋台村パラダイスには、13店舗の飲食店が並ぶ。バー、おでんと手羽先の店、すし、もつ焼き、炭火焼、立ち飲み店、沖縄料理などの店が展開。「今回オープンする店の大半が地元立川の経営者。どの店もこれまでのフードコートとは違い、ここにしかない食の安全も意識した『顔の見える店』となっている」(同)。

「お酒を楽しめる店が多いので、サラリーマンやOLをメーンターゲットにしているが、昔から立川に住んでいる方にもぜひ利用していただきたい。1度では全店舗を回りきれないので、何度も訪ねてほしい。若い人にも昔の立川の良さを感じていただける空間になれば」(同)と話す。

 14日は17時にオープンする。「オープン後も、出店店主全員と話し合って月に1度のイベント開催や季節の催しなどを行い、大人から子どもまで楽しめる『劇的空間』を目指す」(同)とも。

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