立川を拠点に活動するシンガーソングライターHiRoさんのデビューCDが、5月26日付けの新星堂インディーズチャートで1位を獲得し、注目を集めている。
八王子市生まれのHiRoさんは立川育ちの29歳。小・中学校時代には、野球で日本代表としてアメリカ、台湾に遠征。帝京八王子高校進学後は、高校3年時に外野手レギュラーとして夏の甲子園予選西東京ベスト8まで進出した。
「シンガーソングライターを目指したのは、高校3年生の時にバンドに誘われたのがきっかけで歌うことがより好きになった。その後大学には進学せず、音楽活動に進むことを決意した」。テレビ番組制作会社で芸能界の修行をしながら、2004年から本格的に音楽活動を開始。昨年4月と今年5月にはアミューたちかわ小ホールでワンマンライブを開催。ともに200人を超える動員を果たした。
「自分が書く歌詞は実体験を元にしたものが多いが、音楽を通じて自分の思いやメッセージを伝えるだけでなく、あきらめなければどんな夢だって必ずかなえられるという意気込みや自分の生きざまを見てほしいと思いながら歌っている」とHiRoさん。そうした思いに共感するメンバーが集まり、「HiRoボランティア応援団」を結成。ファンクラブも120人ほどが登録し、ミクシィでも600人以上がマイミクに参加している。
今回チャート1位を獲得した「FRIENDSHIP」には、「君に、ありがとう」「手紙」「希望(ひかり)信じて」の3曲を収録。「ファンの人に何曲か聴いてもらって、人気のある上位3曲を収録した」という。
今後、7月18日に砂川地区盆踊り大会にゲスト出演するほか、8月21日には八王子でワンマンライブを開催。12月には2枚目のシングルCDを発売し、同4日にはアミューたちかわ小ホールでワンマンライブを予定する。2年ほど前からHiRoさんのヘアーメークを担当する日原繭さんは「歌う姿や歌そのものに引き付けられて、ライブでは涙を流すお客さんもいる。ぜひライブでHiRoさんの曲を聴いてほしい」と話す。