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立川・国立の書店で学生プロジェクト始動-店頭活性化を支援

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 トーハン(新宿区)は10月1日から、中小書店の店頭活性化を支援し学生の就労体験をサポートする「『書店×デザイン』=∞プロジェクト」を、立川・国立両市内の書店2店舗で実施している。

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 同企画は、デザインを学ぶ学生が店頭活性化、販売促進を図る目的で装飾品やPOPなどを制作し、店内にディスプレーするもの。「学生に作品発表の場を提供するとともに、クライアントとの打ち合わせを体験してもらうことでデザイナーとしての就労体験をサポートするのが目的だが、書店にとっても従来にない発想による店内ディスプレーで、新規顧客の開拓と店頭活性化による集客力アップが期待できる」と同社担当の荻原さん。

 昨年は、増田書店(国立市中)で開催し、日本大学芸術学部デザイン学科の学生が参加した。今年は、規模を拡大して西武池袋線沿線の4書店とJR中央線沿線の5書店で展開し、立川のフレンド書房(立川市高松町2、TEL042-527-1555)と昨年に引き続き増田書店が参加している。

 西武池袋線の4書店では、日本大学芸術学部デザイン学科の学生が技術と発想力を駆使して各書店の課題に取り組み、作品を制作。JR中央線の5書店については、中央線のまちづくりを支援している地元デザイナー集団「中央線デザイン倶楽部」が企画から運営、PRに至るまでプロジェクトを全面的にバックアップ。各書店を担当する学生デザイナーが「ホンヤデプロジェクト」として、デザインを生かして、書店の楽しみ方を提案する。「フレンド書房では、お面作りワークショップの実施と関連した顔フェアを開き、増田書店では、国立市長や一橋大学学長などの国立ゆかりの人の選書棚を設け、増田書店の店員が作った新聞『増田新聞』を発行する」という。

 フレンド書房では、親子向けワークショップも開催。紙袋を使って動物のお面を作る「ふくろdeアニマルおめん作り」(今月9日)、ハロウィーンにちなんで紙皿でお化けやカボチャのお面を作る「おさらdeハロウィンおめん作り」(同30日)を行う。開催時間は両日とも10時30分~、14時~の2回で、定員は各回16人。参加無料。

 プロジェクトは今月31日まで。

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