立川のシンガーソングライターが路上チャリティーライブ-義援金募る

路上でチャリティーライブを行ったシンガーソングライターの坂本明宏さん

路上でチャリティーライブを行ったシンガーソングライターの坂本明宏さん

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 立川を拠点に活動するシンガーソングライターの坂本明宏さんが3月13日、昭島駅北口で東北地方太平洋沖地震の義援金チャリティーライブを開催した。

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 坂本さんは八王子市生まれ。小・中学校時代には、野球で日本代表としてアメリカ、台湾に遠征。帝京八王子高校進学後は、高校3年時に外野手レギュラーとして夏の甲子園予選西東京ベスト8まで進出した。その後はテレビ番組制作会社で「芸能界の修行」をしながら、2004年から「HiRo」として本格的に音楽活動を開始。デビューCD「FRIENDSHIP」は新星堂インディーズチャート(昨年5月26日付け)で1位を獲得したほか、ワンマンライブも開催。今年から本名の「坂本明宏」で活動を開始し、立川周辺の路上などでもライブを行う。

 今回の義援金ライブを行うにあたり、「この状況で歌を歌うということが、今の状況に適してないのではないかと正直葛藤があった」と坂本さんはいう。「でも、地震の報道を見てただ心を痛めているよりも、今自分ができることをとにかく何かしたいと思い、歌を歌って義援金を募ろうと決めた」

 当日は昭島駅北口の路上で歌いながら義援金を募った。「実際に歌ってみて思ったのは、小さな子どもたちから若いカップル、ご年配の方たちまでそれぞれの人たちが今回の震災に対して何か力になりたいと真剣に考えている人が多いと気づいた」と坂本さん。「『こんな状況だからこそ、歌でみんなを励ましてほしい』『私も何かできることを見つけて行動したい』という声のほか、『東北出身者としてこの気持ちが本当にうれしい』という言葉も頂いた」

 当日の義援金とCDの収益2万668円は、15日に日本赤十字社を通じて「東北関東大震災義援金」に寄付したという。坂本さんは「自分が住む多摩地域でも大きな揺れを感じた。自分を含め家族、親戚、友人に大きな被害もなかったものの、地震に対しての恐怖感を抱いた。自分の活動が被災地の皆さんにとってどれだけ力になれるかわからないが、これからも継続的に続けていきたい」と話す。「自分だけではなく日本だけでなく世界の皆が被災者の皆さんのことを常に気にかけているので、絶対に希望だけは失わず頑張ってほしい」と被災者にメッセージを送る。

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