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立川で「葉画家」群馬直美さん個展 「街路樹」テーマに

群馬直美さんと「外苑のいちょう並木」と外苑で採集したいちょうの葉のテンペラ画

群馬直美さんと「外苑のいちょう並木」と外苑で採集したいちょうの葉のテンペラ画

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 国営昭和記念公園内の花みどり文化センター(立川市緑町、TEL 042-526-8787)で現在、同市在住で、植物の葉を細密に描くことで知られる「葉画家」の群馬直美さんによる展覧会「街路樹 葉っぱの詩」が開かれている。

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 葉っぱの絵を描き始めて34年になる群馬さんが、今回街路樹に着目したのは、葉っぱを描くきっかけや葉画家人生に行き詰まった際に進むべき道を指し示してくれたのが街路樹の葉だったことから。昨年2月に、国立市のさくら通りの街路樹伐採をめぐる国立市と市民の意見交換会に出席して街路樹にまつわる問題が全国各地で起きていることを知り、「街路樹のことをもっとみんなに知ってほしい」と思ったという。

 会場は3つのコーナーで構成し、すべて群馬さんが企画した。ギャラリー1は、群馬さんが2005年ごろに訪ね歩いた東京の街路樹風景と、その街路樹の葉を原寸大で描いた作品を並べた展示が中心。外苑のいちょう並木、銀座の御門通りのヤナギ並木、府中の馬場大門のケヤキ並木、立川の昭和記念公園で採集したコブシやトチの葉など、全体で85点。群馬県出身の群馬さんが子どものころに歩いた安中市の原市のスギ並木を40年ぶりに両親とともに訪ねて描いた新作もある。街路樹風景はおおむね鉛筆で描かれ、木の葉の部分だけを色鉛筆で着色。「街路樹と街並みの両方に目がいくよう工夫した。身近な木や葉を描いているので、画材もどこの家庭にもあるものを使った」という。

 ギャラリー2では3年ほど前から群馬さんが主催する葉っぱワークショップの受講生が描いた葉の作品と街路樹にまつわるエピソードを書いたパネル展示、ギャラリー3では、全国の主な街路樹の写真を集めた展示を行う。

 開催時間は9時30分~16時30分。入場無料。1月24日まで。1月10日10時から「街路樹句会」を開催。先着40人(事前申込制)。参加費700円。問い合わせ、申し込みは、花みどり文化センターまで。

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