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国立に「まんまる食堂」 助産院が開く、出産・育児関連イベントも

子連れでも利用しやすい店内

子連れでも利用しやすい店内

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 国立駅南口に「つなぐごはん まんまる食堂」(国立市中1、TEL 070-5363-1103)が2月4日オープンした。

旬の素材を使った日替わりの「まんまる定食」

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 「まんまる助産院」(立川市若葉町2)の院長で、同店のオーナーも務める助産師・椎野まりこさんは「子連れで安心して食べられる場所、院で出す食事をいつでも食べに来られる場所をずっと作りたいと思っていた」と話す。民家の1階で、靴を脱いで上がるスタイル。テーブル席5卓、座敷席3卓を用意する。

 店名の「つなぐごはん」には、「人や命、生産者などさまざまな縁がつながる場所に」との思いを込める。「『お茶わんが欲しい』と話していたら皆で手作りする機会に恵まれたなど、オープンからたくさんの縁がつながり広がっているのを実感している」とスタッフは口をそろえる。

 調理を担当するのは同院のキッチンスタッフ。「普段のご飯なのにワクワクする料理」を目指し、ランチは旬の素材を使った日替わりの「まんまる定食」(1,300円)をはじめ、「まんまるどんぶり」(1,100円)、「まんまるカレー」(1,100円)の3種類を提供する。ダシを使わず野菜のうま味を存分に味わえる「かさね煮のスープ」は調理スタッフの自信作。プラス300円で自然農のコーヒーやハーブティーも提供する。野菜は生産者から直接買い、無農薬の安全な素材にこだわる。

 同店では、毎週「お産がっこう」を開催するほか、妊娠や出産、子育てに関するさまざまなイベントを企画。自宅出産を考え、同講座に参加している女性は「ここに参加してのびのびとした気持ちになり、怒ることが減った」、病院での出産を予定する女性は「自分の体がどう変化していくか知りたかった。気持ちに素直にマイペースに過ごせるようになった」と感想を寄せる。

 椎野さんは「楽しい、おいしい、面白い場所でありたい。助産院で出産しない人も気軽に訪れてもらえ、『あそこに行けばおいしいものがある』と実家に食事をしに行くような気持ちで訪れてもらえれば」と呼び掛ける。

 営業時間は、喫茶=9時30分~11時30分、ランチ=11時30分~15時30分(ラストオーダー)。日曜・月曜・祝日定休。

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