立川市文化財「須崎家内蔵」一般公開へ 落成式にはイベントも

立川市の川越道緑地古民家園の「須崎家内蔵」

立川市の川越道緑地古民家園の「須崎家内蔵」

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 立川市の川越道緑地古民家園(立川市幸町 4)内の「須崎家内蔵」が移築復元工事を終え、4月24日から一般公開される。

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 「須崎家内蔵」は、五日市街道に面する幸町(砂川八番)の旧家に残されていた江戸時代末期から明治時代初期ごろに建てられたと推定される土蔵。主屋から出入りできる内蔵で、この地域では珍しい3階建て。かつて質屋を営んでいた質蔵の特徴をよくとどめた様式で、柱や梁(はり)、ふんだんに使用されたケヤキの内材や、箱階段などの建具が良好に残されている。

 2013年に同市指定有形民俗文化財に指定。同市は養蚕業の発展とともに桑苗の特産地でもあった砂川村の盛んな商業活動を象徴する建物として、保存・活用していく。

 記念式典の落成式は同日11時から行われる。式典後は無料で抹茶を振る舞う(菓子付きは200円)ほか、卓上機織り機でのミニ機織り体験も。式典参加者には、繭を使った人形やポストカードを進呈する。イベントの開催時間は11時30分~13時30分。

 古民家園の開園時間は9時~16時30分。月曜休園(祝日・振替休業日の場合は翌日)。入園無料。

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