ファーレ立川(立川市曙町2)に設置されたパブリックアートを案内するボランティア活動を行う「ファーレ倶楽部」(TEL 042-535-1396)は3月23日、「ぴかぴかアートプログラム」を開催する。
景観にアートを導入するなど、「文化の街づくり」事業を推進する立川市によって建設された同エリアには、歩道に設置された彫刻作品のほか、街路灯や換気塔、駐車場の車止めなど、生活の機能をオブジェにした作品が数多く点在する。
同市から作品の管理を委託されている同グループは年2回、これらの作品群を清掃するボランティアを募り、清掃後は講師を招いてアートに関するレクチャーとワークショップを開催している。
今回のゲストは芸術家の田中信太郎さん。レクチャーではPCプロジェクターを使用し、作家の作品解説を行う。ワークショップのテーマは「手のひらサイズ自画像のさいころ」。ろうそくだけの暗い部屋で鏡を使用せずに自分の顔を想像し、自由に描いた自画像でサイコロを製作するという内容。
同グループ代表の中島さんによると、「小学生から年配者まで幅広い年齢層の方が集まり、毎回30人ほどで清掃活動を行っている。ワークショップでは作家と直接触れ合い、日常から離れたアートの世界を体験できるのが楽しいという声が多数聞かれる」という。清掃に参加した小学生が、後日アート作品の修復事業のためにこづかいを寄付したというエピソードもあり、「このイベントを通していろいろな人がアートを楽しみ、作品を保持することの大切さに気付いてくれたらうれしい」とも。
開催時間は10時~16時。昼食付き。
ファーレ立川、オープン記念で「パブリックアートツアー」実施(立川経済新聞)記録写真3,000点で見る1970年以降の現代美術-国立新美術館(六本木経済新聞)ポートサイドギャラリーで「田中信太郎・鷲見和紀郎」展(ヨコハマ経済新聞)ファーレ立川立川市役所