西武鉄道は、台風9号による土砂崩れで運転を見合わせている多摩湖線(萩山~西武遊園地駅間)の運行を、9月6日の初電車から再開する。
同社は当初、運転再開まで1カ月程度かかる可能性があると発表していたが、時間経過により、地盤および流出した土砂の安定が確認されたため、現場の車両の搬出が早期に実施できたことと、荒天の日数が少なく作業場所にも余裕ができたため、複数の作業を同時に進行することができたことから、運転開始が早まったという。
再発防止・安全対策として、法面全体にシート養生を行い、雨水の影響を低減し斜面の不安定化を防止するほか、土のうやH鋼による土留めを行い土砂流入防止対策を実施。雨量計や崩壊センサーも現地に設置し、監視体制を強化するとしている。