立川・富士見町の和食店「ふぐと創作和食 榎本哲也」(立川市富士見町2、TEL 042-519-3448)が11月19日、1周年を迎えた。
東京・銀座や麻布などで約30年、和食の料理人として腕を振るってきた榎本哲也さんが独立開業した同店。店舗面積は約24坪。席数は、カウンター4席、テーブル席2卓8席の計12席に加え、5人~12人で利用できる個室も備える。
店を開くなら「自分が食べに行きたいと思う店をやりたかった」という榎本さん。「おいしいものを提供したい」と手間を惜しまず素材にこだわったメニューをそろえる。富山県氷見漁港から直送される魚は、その日の仕入れからおすすめを選んだ「季節のお刺身盛り合わせ」(4種盛り=1,800円、5種盛り=2,700円)をはじめ、握りずしや焼き魚、煮魚、揚げ物などに。「野菜本来の甘みが感じられる」と榎本さんがほれ込む立川・西砂町の鈴木農園の野菜は、ニンジンと玉ネギの自家製ドレッシングを添え「無農薬野菜のサラダ」(900円)として提供する。
旬の食材を使って作る「さつま揚げ」(650円)や、ほとんど市場に流通しないという立川産の柔豚(やわらとん)を使った「柔豚の角煮」(900円)、黒トリュフ塩で食べる「黒毛和牛いちぼ肉のステーキ」(100グラム=2,400円)などの単品料理のほか、コース料理(おまかせ7品=4,500円~)も用意する。11月~3月ごろには、ふぐ料理を提供。メニューは、コース=8,000円~、「とらふく刺身」(2,300円)、「とらふく唐揚」(2,300円、価格は全て税別)など。
ドリンクメニューは、日本酒を25種~30種ほど用意するほか、ビール、焼酎、ワインなどもそろえる。
オープンから1年を振り返り、「リピーターや顔なじみのお客さまもできた。おいしいと言っていただけることがうれしい」と榎本さん。「ただ、店が一杯になってしまうと困るから、あまり人に紹介したくないと言われてしまうこともある」と目を細める。「これからも新たなおいしい食材を見つけて、新しい料理を作っていきたい」とも。
営業時間は17時~23時。日曜定休(月曜が祝日の場合は、日曜営業で翌月曜休み)。