立川駅北側の「立飛ホールディングスみどり地区」(立川市緑町3)に4月3日、ヤギたちが戻ってきた。現在、16頭のヤギたちが熱心に除草作業に励んでいる。
立飛ホールディングス(栄町6)が、同社の所有する「みどり地区」の除草作業をヤギに依頼するのは今年で3年目。今年は、「那須りんどう湖レイクビュー 那須高原牧場パーク」(栃木県那須町)からの11頭と、タレントの清水国明さんが運営する「自然暮らし体験村 森と湖の楽園」(山梨県富士河口湖町)、「ありが島」(山口県周防大島町)からの5頭の計16頭が同社総務部に「出向」し、同地の除草作業に当たる。
4月3日14時すぎ、みどり地区に到着したヤギたちは、トラックから降りると、旅の疲れも見せず、元気に草を食べ始めた。母ヤギと一緒にやってきた生後3カ月の子ヤギの姿には、出迎えた同社社員や取材に訪れた報道関係者などから笑みがこぼれた。昨年6月にみどり地区で生まれた「ロク」と「ジュン」の姿もあり、同社総務部総務課担当者は「ほかのヤギたちと見分けがつかないほど大きく、そしてたくましく育っており、驚いた。ほかのヤギに負けないように元気に除草の仕事を頑張ってもらえたらうれしい」と目を細めた。
同担当者は「ヤギたちは今年もやる気十分。除草の仕事を地域の方に見ていただけることがヤギたちにとっても励みとなると思う。ヤギの体調を守るため、みどり地区以外の草や食べ物を与えないようご協力いただき、温かく見守っていただければ」と呼び掛ける。