国立で廃棄寸前のピアノを装飾、市内10カ所に設置へ

ピアノの装飾が行われている会場の様子

ピアノの装飾が行われている会場の様子

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 国立のJR国立ビル(国立市中1)で2月4日、「Play Me, I'm Yours Kunitachi 2018」のビアノ装飾公開制作が行われる。

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 「Play Me, I’m Yours」はイギリス人アーティストのルーク・ジェラムの作品で、2008年から世界を巡回しているプロジェクト。これまで、1700 台を超えるピアノが世界55以上の都市に置かれ、1000 万人以上が同プロジェクトに参加した。ピアノには「Play Me, I’m Yours」(さあ、私を弾いて)とのメッセージが書かれている。

 国立市での同プロジェクトは、くにたち文化・スポーツ振興財団が主催し、国立市市制施行 50 周年記念と、くにたちアートビエンナーレ 2018の関連事業として開催する。国内では初開催。

 同イベントでは使わなくなったピアノを清掃・調律・修理し、地域のアーティストが装飾。だれでも弾いて楽しめるように公園や通りなどのパブリックスペースに設置する。ピアノはイベント後に希望者に寄贈され、そこで必要な人がピアノを使い続けるまでがこのアートプロジェクトのストーリーという。

 現在、アーティストが10台のピアノに装飾作業を行っている。装飾方法はペイント、コラージュ、木工などさまざま。4日はアーティストの創作の様子を間近に見ることができ、ピアノが生まれ変わる現場に立ち会うことができる。当日の参加アーティストは、よしいちひろさん、関田孝将さん、高柳明さん、国立本店「ほんとまち編集室」、フミカさん。

 完成したピアノは3月16日~31日、一橋大学南門前やスターバックスコーヒー国立店など10カ所に設置する。

 開催時間は13時~17時。入場無料。

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