立川駅西地下道に「電車でつなぐ」アートプロジェクト ライブペイントも

立川駅西地下道で「ムサビ号」をペイントする武蔵野美術大学のみなさんと見学に訪れた清水立川市長

立川駅西地下道で「ムサビ号」をペイントする武蔵野美術大学のみなさんと見学に訪れた清水立川市長

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 立川駅西地下道(立川市曙町1)で現在、壁面のアート化を行う「電車でつなぐ西地下道アートプロジェクト」が進んでいる。

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 立川市と武蔵野美術大学(小平市)が連携し、立川駅北口西地区市街地再開発組合による改修で白く塗装された地下道の景観向上と落書きなどの防止のために、壁面のアート化を行う同企画。現在、同プロジェクトへ参加する同大学の学生は学科の枠を超え集まった15人。指導教授と共に検討を重ね、2017年度~2018年度の2年間で全長約125メートルの地下道に15両の電車を描く予定だという。

 キックオフイベントとして3月1日~3日、地下道で同大学の学生9人によるライブペイントを行い、「ムサビ号」と題した1両と車体枠2両をペイントしたほか、2日からは立川タクロス(曙町2)1階の市民課窓口サービスセンターで、同企画の概要を紹介する展示や自分で考えた電車の車体デザインを描くことができるワークショップコーナーを展開(25日まで)。17日・25日には、同コーナーで描かれた車体デザインを同センターの壁に投影して見る「投影会」も行う。

 今後は、4月以降順次、地下道に残りの車体枠をペイント。車体部分のデザインは、展示会場や今後行うワークショップの参加者などが考えたものを基に、同大学の学生が全体の構図などを考え、決定していくという。一部車両はアール・ブリュット作家によるライブペインティングも予定する。完成は2019年3月の予定。

 同市地域文化課の担当者は「制作過程にさまざまな方の参加を促すことやアール・ブリュットを取り入れることで、暗い印象をもたれやすい地下道をにぎやかに彩るとともに、立川駅の北口と南口、障がいのある方とない方、市民と美大生など、さまざまなものや人がつながる場を提供できれば」と話す。

 立川タクロスで開催中の同プロジェクトの展示は、5日から始まった立川市と国立市の5つのアートエリアを巡る「立川・国立ぐるっとアートスタンプラリー」のスタンプポイントの1つにもなっている。同ラリーでは、3カ所以上スタンプを集めた先着200人にオリジナルチケットファイルを進呈する。今月25日まで。

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