立川駅南口に「鉄板焼 燦燈(さんとう)」(立川市錦町2、TEL 042-512-8987)がオープンして5カ月がたった。
店舗面積は約20坪。席数は約30席。和を基調とした高級感のあるインテリアでまとめた店内に、調理をしている姿を間近で見られるカウンター席をはじめ、テーブル席、個室利用できる座敷席、のれんで仕切られた掘りごたつ式の座敷も備える。シェアハウスの隣人同士だったというオーナーシェフの田原弘崇さんとマネジャーの佐野裕基さんが2人で経営する。
「食材は妥協せず価格は抑えて、高級なイメージの鉄板焼きを気軽に楽しんでほしいと思った」と田原さん。提供するのは、「サシのきめが細かく、うま味と甘みのバランスがよい」と田原さんがほれ込む黒毛和牛「黒樺牛(くろはなぎゅう)」や、築地市場直送の旬の魚介類など。伊勢エビは生きた状態で店内の水槽で管理し、注文を受けてから調理する。
ディナーメニューは、黒樺牛と魚介類にサラダ、本日の一品、焼き野菜、ガーリックライス、デザートなど9品を提供するコース料理(5,500円~)を基本に、アラカルトメニュー(780円~)も用意。ドリンクはビール、ワイン、焼酎、日本酒など各種そろえる。
ランチはコース(4,000円~)のみで予約が必要(価格は全て税別)。
鉄板焼き店で腕を磨いてきただけでなく、パティシエやフレンチの料理人としての経験もある田原さん。「お客さまと直接関わることができるので鉄板焼きを選んだ。普段は接することがないような方とお会いできるところも面白い。お客さまにおいしいと喜んでいただけた時が一番うれしい」と笑顔を見せる。
オープンから5カ月を振り返り「予想していたより多くの方に利用いただいており、ありがたく励みになる」と田原さん。「ホテルのようなかしこまった感じだと緊張して気後れしてしまう方も多い。フランクにコミュニケーションを取りながら、お客さまがくつろげる雰囲気をつくれたら。より多くの方に楽しんでいただける店にしていきたい」とも。
営業時間は、11時30分~13時(要予約)、17時30分~22時(以上、ラストオーダー)。月曜定休(祝日の場合は翌日)。