立川駅南口のフランス料理店「ビストロこづ」(立川市柴崎町2、TEL 042-525-9929)が4月1日、1周年を迎える。
立川の老舗フレンチ「ビストロ すぎ浦」で約18年腕を磨いてきた古積健二さんが同店を引き継ぎ、新装開店した。店舗面積は約18坪。白とダークブラウンを基調とした落ち着いた雰囲気の店内にテーブル席7卓20席とカウンター席3席の計23席を用意。ランチ、ディナータイムはテーブル席、夜のバータイムはカウンター席を中心に営業する。
提供するのは季節の旬の食材で作るベーシックなフランス料理。ランチはメインをお薦めの中から選ぶことができる2種類のコース料理(1,500円、2,800円)、ディナータイムは、コース料理(4,000円、5,800円など)を中心に、アラカルトも用意する。バータイムはアラカルトのみの提供(別途アミューズ・パン代=500円、コース料理は不要)。
フランス料理の代表的なメニューの一つである「テリーヌ」は、常時5種類程を用意する。ディナーのコースのメニューにも組み込むほか、アラカルトでも提供する。人気は「クルミとグリーンペッパーがアクセント」となっている「イベリコ豚のテリーヌ」や「ブラックオリーブが旨みを引き立てる」という「アジとジャガイモのテリーヌ」など。
「テリーヌを重視する店は減っているかもしれないが、基本に帰るならこれ」と古積さん。「食材の組み合わせによって彩りやデザインはさまざまで、驚きや楽しさもある。決まった形の中で食材のバリエーションを変えることでお客さまにメッセージを届けられるのがいい」と魅力を語る。
「食べた時のジューシーさと柔らかさが残る火加減」で焼き上げた「仔羊のロースト」(2,800円)やフランスから取り寄せたヴァイヨンヌ地方の生ハム(1,200円)なども好評だという。
ドリンクメニューは、フランスのワインを中心に約30種類を用意する(グラス600円~、カラフェ1,400円~、ボトル2,800円~)ほか、食前酒やビール、ウイスキーなどもそろえる。
オープンから1年を振り返り、「毎日が勉強。先代のすごさがわかった」と古積さん。「1年目は追われて過ごしてしまったが、これからは自分がもっと楽しんで、それが料理を通じてお客さまに伝わったらいいなと思っている」と笑顔を見せる。
「食べること、飲むことが好きな方にお越しいただきたい。お客さまの話し声がBGMとなっているフランスのビストロのように、当店のテーブルで楽しい時間を過ごしていただけたら」とも。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=18時~21時、バータイム=21時~23時30分(以上ラストオーダー)。月曜定休。