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国立・谷保の美容室でヘアドネーション 子どもたちの医療用ウィッグに

ヘアドネーションに取り組む美容室「familiar」代表の老田賢司さん

ヘアドネーションに取り組む美容室「familiar」代表の老田賢司さん

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 国立・谷保駅北口の美容室「familiar(ファミリア)」(国立市富士見台1、TEL 042-505-7739)が、カットした髪の毛を寄付する「ヘアドネーション」に取り組む美容室として開業し、2年目を迎えた。

ヘアドネーションのカット時の様子

 ヘアドネーションとは、病気や事故などで髪の毛を失った子どもたちに、医療用ウィッグを製作するための毛髪を間接的に提供する支援活動。同店は、寄付された髪で作ったウィッグを18歳以下の子どもに無償提供する活動を行うNPO法人「Japan Hair Donation & Charity(JHDAC)」(大阪市)の国立市最初の賛同美容室として、開業時から同活動に参加している。これまでに髪の提供をしてくれた人は約30人。年齢層は小学生から50代までと幅広く、親子で髪の寄付をしてくれた人もいたという。

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 同店代表の老田賢司さんは、障がいを持つ親類との関わりをきっかけに、チャリティーイベントなどのボランティア活動に積極的に参加してきた。同店の開業に当たっては、車いすの人や障がいのある人も来店できるよう店内は段差のないバリアフリーとし、シャンプーからカットまで座ったまま移動することなく施術が受けられる椅子も設えた。

 ヘアドネーションについても、「5年ほど前から知っていたが、当時勤務していた会社では活動に参加することができなかった。自分の店を出した時には協力しようと決めていた」と振り返り、「自分ができるのは髪を切ること。そこで自分にできることはないかと考えた」と笑顔を見せる。

 髪の毛の提供に必要な長さは、31センチ以上。パーマ、カラー、ブリーチをしていても引っ張って切れるほどのダメージがなければ対象となり、癖毛などの髪質、年齢、性別、国籍なども問わない。20~30人分の髪の毛から1人分のウィッグが出来るという。JHDACへの送付は同店が行う。

 営業時間は10時~20時。火曜定休。カットは5,400円。ヘアドネーション協力者には、次回使用できるヘッドスパの無料券を進呈している。

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