立川駅北口にフランス菓子店「パティスリー ツナグ」(立川市高松町3、TEL 042-512-7349)がオープンして1カ月が過ぎた。
パティシエになった頃から自分の店を持ちたいと考えていたという同店オーナーシェフの長谷川雄二郎さん。専門学校卒業後、最初の修業の場となった日野市のパティスリーでフランス菓子に魅了され、渡仏。本場で腕を磨き、帰国後は都内のレストランや立川の洋菓子店「エミリーフローゲ」(曙町2)でパティシエとして経験を重ね、独立開業を果たした。店舗面積は約14坪。店内は白い壁に木の扉や家具を配し「カジュアルで堅苦しくない」雰囲気に仕上げた。
ショーケースには約15種類の生ケーキが並ぶ。看板商品は甘さ控えめながらも「生チョコを食べているよう」な味わいの「モワールショコラ」(420円)。娘の名前を冠した「ナナ」(440円)は、ベリー系のムースにピスタチオや木イチゴとホワイトチョコレートのクリームなどを使い「爽やかな甘さ」に仕上げたという。立川産のカボチャを使った「かぼちゃのプリン」(280円)や「かぼちゃのモンブラン」(440円)など地元の旬の食材を使った季節限定のケーキも用意するほか、ホールケーキもそろえる。「味だけでなく、見た目もかわいさやかっこよさのある、見て感動してもらえるようなケーキを心掛けている」と長谷川さん。
厚さがありしっとりとした食感の「フィナンシェ」(150円)など焼き菓子を約15種類、「マカロン」を5種類(1個180円、5個1,000円、以上税別)用意するほか、パンも7~8種類を販売する。
オープンから1カ月余りを振り返り、「直接お客さまにおいしいと言っていただけるのがとてもうれしい」と長谷川さん。「地域の方に喜んでいただける店にしていきたい」と笑顔を見せる。
営業時間は10時~19時。月曜定休。