「Chito-キト-暮らしをいろどる雑貨店」(小金井市梶野町5)が東小金井駅近くの高架下にあるコミュニティースペース「ヒガコプレイス」に11月4日、オープンした。
2014年にオープンした「コミュニティステーション東小金井」内の同スペースは、地域で活動するクリエーターや作家を応援していくことを目的に、期間限定で物販店舗が変わる形式にリニューアルした。第1号として同店がオープンし、来年1月末まで営業する。
店主の伊藤千鶴さんはインテリア雑貨店で10年間、売場計画や店舗経営管理など店舗マネジメントの経験を積み、現在はライフスタイル提案ブランドの雑貨MD(マーチャンダイジング)や商品開発、VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)などの業務を一貫して請け負う。伊藤さんは「Chitoは『企業の思いを実現させる仕事』とは異なった、私の『こういうお店がほしい』という純粋な願望を実現させるベく作ったお店。私の名前をもじった店名の『Chito』には、『背伸びをしない、私が心から欲しいと思うもの、お薦めしたいもの』という思いを込めた」と話す。
品ぞろえについて「人にも自分にも贈りたくなるような、毎日の幸せを少しだけでも後押しができるようなものをテーマに、商品を作ったりセレクトしたりしている」と伊藤さん。お薦めは「美しいアクリル部分に、勇気や元気につながればという願いを込めたメッセージが入った」同店オリジナルのキーホルダー「メッセージチャーム」(950円)。一部の作業を小金井市内の福祉共同作業所に依頼した。ほかには「毎日の使いやすさを前提にした上でテーブルコーディネートされている」という同店オリジナルの重箱「二段御重」(8,000円)、色や雰囲気など伊藤さんが伝えた世界観をフラワーデザイナーが形にしたシンプルなデザインのスワッグとリース「スワッグ・リース」(2,000円~、以上税別)などが並ぶ。
「おかげさまで日々いろいろなお客さまに来店いただいている。これまで企業から依頼を受けたくさんの商品を仕入れ、作り、売り場を作ってきたが、初めて全てにおいて自分が決定・行動し作ったお店で、自分が仕入れ作った商品をお客さまが購入してくださることに、改めて原点回帰をするとともに感謝する日々」と話す。
「2月以降は未定。実店舗としては短い期間の出店だが、大切な人への贈り物や自分へのご褒美などを探しにぜひ遊びにいらしていただければ」と呼び掛ける。
営業時間は11時~19時。火曜・水曜定休。