映画館「kino cinéma(キノシネマ) 立川高島屋S.C.館」(立川市曙町2)が6月28日、立川駅北口の「立川高島屋S.C.」8階にオープンした。
木下グループ(新宿区)の傘下で映画館の開発などを手掛けるkino cinéma(港区)の国内2館目となる映画館。支配人の泉多英さんは「映画の街と呼ばれる立川に2号店を出店したのは、今まで都心まで行かないと見られなかった作品を立川で見ていただくのが狙い。やはり映画は映画館で見ていただきたいという思いが強い」と話す。
87席のシアター1、シアター2と、25席のシアター3の3スクリーン構成で席数は計199席。「特別席」で映画を楽しむことができるシアター3は、元々ペアシートとして販売しているものを1人掛けのシートとして使い、好みの位置に調整できる背角度(フットレスト連動)・ヘッドレスト、回転テーブルを付けた「プラチナ・プレミアムシート」(鑑賞料金に700円増し)12席と、回転テーブルが付いた「プレミアムシート」13席を備える(開業時は別シートでオープンし、今夏、FERCO社製シートへ変更予定)。
オープニング作品として6月28日から、「空母いぶき」「凪(なぎ)待ち」「COLD WAR あの歌、2つの心」「ウィーアーリトルゾンビーズ」「エリカ38」「プロメア」の上映を始めた。6作品中、グループ会社のキノフィルムズ(港区)配給作品も3作あり、「キノフィルムズの作品を安定して提供できるので、幅広い年代の方に見ていただける映画を多く上映できると思う」と泉さん。今後はミニシアター系作品を中心に、世界各国の作品やファミリー向け作品を幅広く上映していくという。
泉さんは「駅からも近い立川高島屋S.C.の中にあるという立地は強みだと思う。近隣には商業施設も多く、買い物帰りに気軽に立ち寄っていただける。地元の方はもちろん、多くの方に来館いただければ」と呼び掛ける。
上映スケジュールはホームページで確認できる。料金は一般=1,800円、kino cinémaメンバーシップ(有料会員)=1,300円など。