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東経大生が企画の飲食イベント「こくめし」 国分寺市内の飲食店で創作焼きそば提供

学生が店主に「こくめし」の企画を説明

学生が店主に「こくめし」の企画を説明

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 東京経済大学(国分寺市南町1)で鈴木恒雄特命講師が担当する特別ゼミ「実社会における問題解決力を鍛える」を履修する学生が企画した飲食イベント「こくめし」が9月17日、国分寺市内の飲食店で始まる。

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 「国分寺で食べたくなる飯」をコンセプトに共通商材を掲げて、市内の飲食店で期間限定の創作料理を提供する同イベントは今年で2回目。参加店数は前回の6店から10店に増え、企画内容を拡充して開催する。

 今回は共通商材に「焼きそば」を選んだ。庶民的な味が多くの人に好まれている、シェアして食べられる、メニューをアレンジしやすいなどの理由から決定したという。企画、提案から、参加店への企画説明、メニュー創作の依頼・取材、チラシデザインの制作、広報活動などに至る一連の取り組みは鈴木講師の指導の下、ゼミ生約30人が分担。鈴木講師は「学生たちは食に対する価値観が学生と社会人では異なることを痛切に感じている。店の集客やファンづくりといった店側における経営上の課題に直面しながら、さまざまな学びを得られている」と話す。

 参加店舗は、「織田島酒店」(高木町2)、「ビストロ 千俵」(泉町3)、「くいしん坊」「申喰"楽」「THE 餃子」「チャイニーズレストラン オトメ」「日本料理 天松」「お祭り酒場 居酒屋よっちゃん国分寺本店」(以上、南町3)、「鉄板肉バル みやじま亭」(本町3)、「ぐーちょきパン」(本多2)の10店舗。店独自の食材を使ったり、味付けを和風やペペロンチーノ風にしたりと、各店の魅力を生かした創作焼きそばを用意する。「食べて・歩いて・発見して、自分だけの『国分寺で食べたくなる飯』を見つけてもらえれば」と鈴木講師。

 参加特典として、こくめしメニュー1食オーダーにつき、第40回こくぶんじ写真コンクール入賞作品のポストカード1枚を先着300人に進呈するほか、市内の地域情報アプリ「ぶんじch」とコラボした「こくめしスタンプラリー」も展開し、2店の電子スタンプでオリジナル缶バッジを先着30人に進呈する。

 イベント後は報告書にまとめ、参加店や国分寺市商工会に向けて報告会を行う予定。同ゼミでは今後も、共通商材テーマを変えて多彩な「こくめし」メニューを提供していく考えという。鈴木講師は「スイーツやテークアウトバージョンなどといった派生版も展開し、市内のさまざまな飲食店が参加するキラーコンテンツに成長、定着させていくことが夢。このような展開の中で『国分寺のご当地フード』と呼ばれるメニューが誕生すれば」と話す。

 営業時間・定休日は店舗により異なる。今月30日まで。

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