「成人の日」の1月13日、たましんRISURUホール (立川市市民会館=立川市錦町3)で立川市の成人式「成人を祝うつどい」が行われた。
今年、新成人となったのは1999(平成11)年4月2日~2000(平成12)年4月1日生まれで、 立川市の新成人は1868人と前年より51人少ない。穏やかな冬晴れの下、晴れ着やスーツに身を包んだ新成人たちが旧友との再会を喜び合う姿が見られた。
式典は立川市吹奏楽団の演奏で幕を開けた。清水庄平市長は「今年はグリーンスプリングスが完成するなど立川はさらに発展する。新成人の皆さんには街の変貌をしっかり見て、自身もまちづくりに関わるといった活躍を見せていただきたい」と励ましの言葉を送った。新成人代表の一人として登壇した実行委員の牧野夏実さんは「将来がまだ決まっていないというのは、自分は何でもなれる可能性があるということ。世間の枠にとらわれず自分で確かめながら視野を広げていって」と同級生にエールを送った。
記念アトラクションでは、マスコットキャラクター「くるりん」と「ウドラ」が登場したほか、クイズ大会や昭和第一学園高校女子ダンス部による舞台公演、市内で活動する「和太鼓 趣」による演奏、恩師からのビデオメッセージなどが流された。
地下の交流会場では「新成人のあゆみ」年表や「地域の写真展」「学校給食パネル」などを展示。同市社会福祉協議会が運営するカフェ「はぁもにぃ」の協力で市内の人気給食メニュー4品を無料提供する「懐かしの給食等喫茶コーナー」も。「揚げパン」やアルファベットの形のマカロニが入った「ABCスープ」などに「懐かしい」という声が上がっていた。
中学校の同級生同士で18歳の時に結婚したという夫婦は、1歳6カ月になる娘と一緒に参加。振り袖姿の妻は「家族みんなで出席できてうれしい」と笑顔を見せた。小学校・中学校の同級生という女子大生グループの母親らからは「娘が着ているのは私の振り袖一式」「気に入った帯が見つからず、何度も呉服店に足を運んだ」という会話も。式典は滞りなく行われ、終始和やかな雰囲気に包まれた。