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レモンで立川を活性化 市内の飲食店らがメニュー化に向け勉強会

5種類のレモンの味や外見などを評価する参加者

5種類のレモンの味や外見などを評価する参加者

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 たちかわ商店街研究会(立川市商店街連合会)「立川レモンプロジェクト」による「レモン官能評価」と「レモンレシピ等に関する講演会」が2月4日に開かれ、立川市内の飲食店主らを中心に約20人が参加し、5種類のレモンの味や香りを実際に確かめた。

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 同プロジェクトは、飲食店の多い立川の商業の活性化のためレモンを使った新規事業を検討していた「たちかわ商店街研究会」が、2018年7月の西日本豪雨によって土砂・浸水被害に遭った広島県呉市のとびしま地区で栽培される国産直系種「とびしまレモン」を守ろうと、同年秋より一般社団法人「とびしま柑橘倶楽部」(広島県呉市)、広島県呉市と立川市の農家などと連携し、レモンを活用したまちの活性化に取り組んでいる。

 同年10月に立川市内の農園に植樹された「立川とびしまレモン」の苗木は順調に生育しており、今季数個の実を結んだという。23年の出荷を目指しているが、それに先立ち、市内のレストランや居酒屋などの賛同店16店が、とびしまから立川市のために育成出荷される「立川とびしまレモン」を使ったオリジナルメニューを考案し期間限定で提供するなど、同プロジェクトではこの間、さまざまなイベントやメニュー化を通して認知拡大を図っている。

 今回の官能評価と講演会では、レモンの産地や種類によって香りや酸味などが変わることやレモンの特色を知ってメニュー考案の一助になるようになればと、女子栄養大学、同短期大学の講師、准教授らを招いて開いた。

 同プロジェクトリーダーの岩下光明さんは「立川とびしまレモンが順調に育ち、立川を日本一たくさんのレモンを使ったメニューが食べられる街にしたい」と意気込みを見せる。

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