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立川が舞台の短編映画「公衆電話」、歴史ある米映画祭にノミネート オンライン鑑賞も

立川南通りで撮影を行った場面

立川南通りで撮影を行った場面

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 立川を舞台とした映画「公衆電話(英語名「PAY PHONE」)」が、DCアジア太平洋アメリカ映画祭にノミネートされた。

映画祭公式セレクション証明のローレル入り場面写真(諏訪通りにて)

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 作品は2018(平成30)年に製作された約16分の短編映画。立川名画座通り映画祭のスタッフなど一般市民も製作に関わり、監督・スタッフはじめプロの映画人と共に、諏訪通り商店街協力の下、全編立川で撮影が行われた。出演は、菅井玲さん、貴玖代さん、入江崇史さん。国内外50近い映画祭に入選し、グランプリ4つを含む16冠に輝いた。

 監督は立川在住の松本動(ゆるぐ)さん。映画製作のきっかけは「私が立川名画座通り映画祭に関わるようになり、その主催である諏訪通り商店街を舞台に、映画祭スタッフと共に映画を製作してみようと思った」こと。作品の意図について、「似た者同士の不器用な父と娘の微妙な関係を、せりふを極力減らし、歩くという会話によりその関係性を描き、それぞれが歩んで来た人生を15分の中にギュッと詰め込んだ」と話す。

 今回ノミネートされた映画祭は、米ワシントンDCで毎年開催されているアジア人・アジア系アメリカ人が製作に関わった優秀作品の国際映画祭で、今年で20周年を迎える。新型コロナウイルスの影響を受けオンライン開催となり、5月31日まで公式サイトで全52作品を無料で鑑賞することができる。

 短編映画などを上映する多くのミニシアターは、コロナの影響で存続の危機にある。松本さんは「映画祭の無料鑑賞で気に入っていただければ、続編の『カセットテープ』と編集でつないだ特別バージョンが、ミニシアターを救うためのオンラインチャリティー上映『高円寺シアターバッカスを救え!』で視聴できるので、支援という形で続きの物語をご覧いただければ」と呼び掛ける。

 チャリティー上映は、5月31日までのパス購入で6月20日まで、さまざまな映画を視聴できる。※「シアターバッカスを救え」で検索

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