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市民オペラ「トゥーランドット」、コロナ禍で「ハイライト&ガラコンサート」に

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 立川市民オペラ公演2020-2021歌劇「トゥーランドット・ハイライト&ガラコンサート」が3月20日・21日、「たましんRISURUホール」(立川市市民会館=立川市錦町3、TEL 042-526-1311)で開かれる。

「トゥーランドット・ハイライト&ガラコンサート」チラシ両面

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 主催は、立川市民オペラ合唱団と立川管弦楽団、第一線で活躍するソリストや国立音楽大学関係者、立川地域文化振興財団、市民などが連携して構成された「立川市民オペラの会」。1992(平成4)年の第1回公演を皮切りに、「街にオペラを、オペラで街のにぎわいづくりを」をテーマに、産官民学が連携し演奏家や制作者が協力しながら約30年間にわたり活動してきた。

 昨年3月に予定されていた歌劇「トゥーランドット」は、新型コロナウイルス感染拡大のため練習活動を2月末で中断。公演も中止を余儀なくされた。今年こそは公演を、と望んでいたが状況は悪化。一方、コロナ禍でこれまで立川市民オペラを支えてきた演奏家らの苦境を目の当たりにし、「演奏家や制作者へ恩返しがしたい」という思いの下、会では慎重に検討を重ね、編成を変えて「ハイライト&ガラコンサート」公演を開くことを決めた。

 事務局を務める立川市地域文化振興財団の岡崎さんは「市民オペラを支えてきたオペラのプロフェッショナルの方に恩返しをしたいという思い、今だからこそ生の芸術を届け街を元気づけたいという思いから、何度も協議を重ねて開催に踏み切った」と話す。

 公演で、第1部は市民オペラの公演を振り返り、オペラの名曲をソリストが歌う「ガラコンサート」、第2部は指揮者や演出家が「トゥーランドット」の重要な場面を抜粋し特別に編成した「トゥーランドット・ハイライト」を披露。舞台上では、接触や対面の演出を避け、オーケストラも通常より距離を取って演奏するほか、ホール内を換気し、客席は1席ずつ空け、舞台そばの客席は空席にするなど、感染対策に配慮する。

 「出演者も覚悟をもって舞台に臨んでいる。大変な状況の中でも、生の音楽や舞台のパワーは消えない。感染対策は万全にしてお迎えするので、ぜひ生の舞台を感じにお越しいただければ」と来場を呼び掛ける。

 開演時間は、20日=16時、21日=14時。チケットはイープラスで扱うほか、同ホールでも電話予約・販売を行っている。

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