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旧国立駅舎で「本祭り」 谷保の小鳥書房がパネル展とトークイベント

小鳥書房店内(写真提供=佐藤洋輔さん)

小鳥書房店内(写真提供=佐藤洋輔さん)

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 国立市谷保の小鳥書房(国立市富士見台1)が5月28日~30日の3日間、旧国立駅舎でパネル展とトークイベントなどを行う。

イベントのフライヤー

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 「『地域で暮らし、本を届ける』のコンセプトの下、谷保で出版社と書店を営みながら、地域に開かれた仕事と暮らしのあり方を楽しんできた」という小鳥書房店主の落合加依子(かよこ)さん。「求めてくれる人に本を届け、人とつながり、人と人をつなぎ、人と地域をつなぎ、育まれていく地域の変化をずっと見ていたい」「行列ができなくてもいいから、何とか店を維持して、地域の人にとっての『なくてはならない、何でもない場』をつくりたい」との思いで2015(平成27)年、谷保の国立ダイヤ街商店街の一角で出版社「小鳥書房」を設立し、2019年に書店を開いた。

 「これまでの歩みを通して『小鳥書房』と、運営するシェアハウス『コトナハウス』(富士見町1)を使う仲間たちの活動を広く知ってほしい」と、谷保からは離れた旧国立駅舎でのイベント開催を決めた。「国立市内にいくつもある魅力的な本屋さんに親しんでいただく機会にもなれば」と落合さん。

 28日は小鳥書房による「出張編集室」を開き、出版の悩みなどにも答えるほか、学生スタッフによる哲学対話の場も。29日は、書店や製本家などによる「公開ラジオ収録」を行い、オンラインでも配信する。30日には、市内の本を扱う店やスペースが出店する新刊・古書の販売イベント「旧国立駅舎の本祭り」を開催。多摩地域の映像作家の「地域と映像」佐藤洋輔さんによる「『多摩モノガタリ』の新作上映」も行う。

 落合さんは「自宅で過ごす時間に寄りそう存在でもある『本』。このイベントをきっかけに、地域で本に関わる人たちの熱意に触れて、さまざまな視点から本をお楽しみいただければ」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は11時~17時。入場無料。

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